丙甲(ひのえ・きのえ)で起こる可能性の高いこと

丙甲(ひのえ・きのえ)は飛鳥跌穴(ひちょうてっけつ)と言われます。「飛鳥」とは、空高く猛烈な勢いで飛んでいる鳥のことを意味します。そして「跌穴」とは躓いて穴に転がり込むという意味があります。「跌」だけでみれば、人生を転がり落ちるという意味もあります。このことからとんでもないことが起きるかと思いきやそうではなく、普段であれば弓矢も届かぬほどの高所を飛ぶ美しい鳥が、自分が仕掛けた穴の罠にかかって簡単に捕まえることができたということをイメージするものです。この方位を使うと、苦労したことをはるかに上回る成果を物質的にも経済的にも得ることができます。多少の困難もごく短期間のうちに処理することができ、さらに実のある事に従事することができるでしょう。あるいはまったく思いがけない幸運が訪れることもあります。準備をしておけばさらにつかめるものです。この方位を使ったらのんびり待ち構えてもよいですが、十分に注意を払い、突然の出費にも備えてチャンスをものにする準備を整えておきたいものです。 
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丙乙(ひのえ・きのと)で起こる可能性の高いこと

丙乙(ひのえ・きのと)は艶陽麗花(えんようれいか)あるいは日月並行(にちげつへいこう)と言われます。「艶陽」とは春の終わりごろのとても華やかな時期を指します。「麗花」とは美しく気品あふれる花のことを意味します。「艶陽麗花」とはまさに晩春に咲くきれいな花のことをイメージしたものです。さながら蓮の一品種である艶陽天のイメージでしょうか。艶陽天は蓮の中で最も赤が濃い品種の一つであり、20~25cmほどの大きな花をつけます。「日月並行」とは、空に月と太陽が同時に見られる状態です。月と太陽が一緒になって空を移動するというイメージでしょうか。この方位を使うと、公私ともに充実し、物質的のも精神的に極めて良いことが起こります。仕事は順調に進み、土地に関する利益は大きいことが予想されます。身体的にも健康になり、日頃から運動している人はさらに鍛え上げられ、病弱な方は健康を取り戻すことができるでしょう。とくに女性において吉作用が強く出るとされます。

丙丙(ひのえ・ひのえ)で起こる可能性の高いこと

丙丙(ひのえ・ひのえ)は伏吟洪光(ふぎんこうこう)あるいは月奇孛師(げっきうし)と言われます。「伏吟」とは凶方位のことですが、この方位が光であふれんばかりに輝いているということです。「飛んで火にいる夏の虫」というイメージでしょうか。明るくてもよいことはありません。「月奇」というのは、月明かりによって気がおかしくなるということです。孛師(はいし)は高貴な人物のことです。「月奇孛師」とは、高貴な人が月の光を浴びてモンスターに返信するというイメージでしょうか。尊敬されていた人や知性あふれ用心深かった人が、夜になると無謀で破廉恥なことばかり始めるというわけです。この方位を使うと、無策のまま強引にものごとを運ぼうとし、やりすぎのため失敗するようになります。相手との口論や喧嘩が頻発し、警察沙汰はもちろん命にかかわることも出てくることでしょう。とくに身近な人との争いは醜く、血縁関係者とは闘争状態になることがあります。

丙丁(ひのえ・ひのと)で起こる可能性の高いこと

丙丁(ひのえ・ひのと)は丙奇順遂(へいきじゅんすい)あるいは星奇朱雀(せいきしゅじゃく)と言われます。「丙奇」の奇は三奇に由来します。三奇とは十干のうち乙・丙・丁のことを指しており、ゆえに丙奇は、丙そのものを意味します。「順遂」とは順を追って最後まで成し遂げるという意味があります。よって「丙奇順遂」とは丙の吉作用が最後までで続けるというイメージでしょうか。「朱雀」とは、南方を守護する神獣とされ、翼を広げた鳳凰のような鳥で表現されます。星奇とは、三奇と同様に乙・丙・丁あるいは天蓬星(てんほうせい)、天芮星(てんだいせい)、天衝星(てんしょうせい)*または天冲星(てんちゅうせい)、天輔星(てんほせい)、天禽星(てんきんせい)、天心星(てんしんせい)、天柱星(てんちゅうせい)、天任星(てんにんせい)、天英星(てんえいせい)といった九天星のことを指します。つまり各方位をつかさどる様々な星の周りを神鳥が羽ばたいているというイメージでしょうか。この方位を使うと、あらゆる物事が順調に進むようになり、物質的にも経済的にも精神的にも恵まれるようになります。地位のある人はその地位のおかげでさらに利益を得るようになり、交際範囲も広まって新世界を開拓します。

丙戊(ひのえ・つちのえ)で起こる可能性の高いこと

丙戊(ひのえ・つちのえ)は月奇得使(げっきとくし)あるいは丙奇得使(へいきとくし)と言われます。「月奇」そして「丙奇」の奇とは、三奇にちなんでつけられています。三奇とは十干のうち乙・丙・丁のことを指しており、ゆえに両者とも丙を意味します。「得使」とは、それを理解して自分のものとし、使いこなして先を開くという意味です。よって、月奇得使と丙奇得使はともに、丙の吉作用を自分のものとして自由自在に使いこなすというイメージでしょうか。この方位を使うと、物事が治まりの良いところにはまり込み、吉が何倍にもなります。学業や仕事がはかどり、要人との交流が増え、行動力と知性が飛躍して大きな利を生み出し経済的に豊かになれるでしょう。食に関して恵まれるようになり、これに関連する接待や交際が活発になります。社交場では異性に対して魅力的に映るようになるので、それがきっかけで素敵な交際が始まる可能性があります。ただし、女性にとってはこの方位の作用があまり強く出すぎると困ることがあるのでほどほどに。 

丙己(ひのえ・つちのと)で起こる可能性の高いこと

丙己(ひのえ・つちのと)は大地普照(だいちふしょう)あるいは火孛入刑(かはいにゅうけい)、太孛入刑(たはいにゅうけい)と言われます。「普照」とは太陽の温かい光が隅々までいきわたるという意味です。よって「大地普照」とは、豊かな大地に太陽の光がいきわたり、植物が生き生きと成長するというイメージでしょうか。この方位を使うと、明るい光に照らされるがごとく社会的に認められ、名声と富を得ることができます。それまで隠れてしまっていた才能が認められた利、成果が広く伝わることで努力が報われるようになります。さて、一方で「火孛入刑」や「太孛入刑」という不吉な呼び方もあります。これについて少し付け足しましょう。「孛」とは、ほうき星を意味しますので、「火孛」は勢いよく燃えながら流れ落ちる彗星といったところでしょうか。ところがこのほうき星は通常の青白く燃える美しい彗星ではなく、赤く怒り輝くような彗星です。「火孛入刑」はそのような彗星が、牢獄の中に入り込むというイメージでしょうか。「太孛入刑」も同様で、囚人がうごめく牢獄に大型の彗星が勢いよく突入するということでしょうか。実はこの方位を使うとよくないことが起こる人がいます。どのような人かというと、まさに囚人や犯罪あるいは不道徳極まりないことを起こした人たちです。その犯した罪以上の罰を受けることになり、再起不能になることがあります。

丙庚(ひのえ・かのえ)で起こる可能性の高いこと

丙庚(ひのえ・かのえ)は焚惑入白(けいわくにゅうはく)あるいは焚入太白(けいにゅうたいはく)と言われます。「焚惑」とは火星を意味します。ちなみに、水 ・金 ・ 木 ・土星といった他の惑星はそれぞれ辰星 ・太自 ・歳星 ・鎮星と言います。「白」は庚、すなわち金星を意味しています。よって焚惑入白とは、火星と金星が衝突するということを意味し、金属が強烈な炎に包まれて溶けてしまうイメージとなります。「太白」は金星を意味しますが、とくに夕方西の方角の空に見られる「宵の明星」のことを指します。太白が普段よりも異常に大きかったり輝いたり、あるいは色が異なっていると様々な災難が天下に降り注がれるとされます。よって「焚入太白」も同様のイメージとしてとらえてよいでしょう。この方位を使うと、相性の極めて悪い相手とつまらないことで張り合うようになり、どちらが勝ってもまったく意味をなさないどころか、ろくでもないことになります。悪人から騙されたり怪我をさせられたり、財産を盗まれたりなど犯罪被害にあいやすく、その損失を回復することはほぼ不可能です。仕事や家庭内においては非常に強引になり、周囲から煙たがられます。それだけならよいのですが、その破壊力をもって身近な人や同僚、部下を精神的に追い詰め人間関係が二度と戻らなくなる可能性があります。 

丙辛(ひのえ・かのと)で起こる可能性の高いこと

丙辛(ひのえ・かのと)は日月相会(にちげつそうかい)あるいは謀事成就(ぼうじじょうじゅ)と言われます。「日月相会」とは、読んで字のとごくですが月と太陽が空に並んで浮かんでいるというイメージでしょうか。両方の光に大地が照らされ、明るく爽やかな気候になり、草木が活気づくということでしょう。「謀事」とは、ある事柄を成し遂げるために前もって入念に調べ上げ、細心の注意を払って作成された計画のことです。「謀事成就」とは、入念な計画が実を結ぶということです。この方位を使うと、それまで計画していたことや努力の成果が順調に現れ、夢に描いていたことが実現するようになります。とん挫しそうな仕事がうまくいくようになったり、行き詰っていたプロジェクトに活路が開けるようになるでしょう。崩壊した人間関係の修復と、それまで以上の結束により、新たな展開が期待されます。とくに修理や治療に良い方位なので、病弱の人は健康増進が、病人は完治が期待されます。 

丙壬(ひのえ・みずのえ)で起こる可能性の高いこと

丙壬(ひのえ・みずのえ)は江暉相映(こうきそうえい)あるいは火入天羅(かにゅうてんら)と言われます。「江暉」は川や湖あるいは池の水面に光が反射してキラキラと輝いている状態です。「相映」とはお互いを映しあい高めていくという意味があります。このことから「江暉相映」とはよい意味かと思いきや、反射光がさらに反射してまずしくて仕方がないというイメージです。「天羅」は空高く飛ぶ天地人を支配する神の鳥を網で捕まえるという意味があります。「火入天羅」とは、神鳥を網で捕まえた挙句、火の中に入れてしまうということでしょうか。残虐極まりない行為と言えます。この方位を使うと、通常は面倒くさいことが増え、煩雑でありながらもただただひたすら時間の無駄になることが多くなります。仕事においてはクライエントからどうでもいい作業をやるようにはめられることがあります。江暉相映のイメージの通り、一時的に順調にいくようになりますが、結局は手に持て余すといったところでしょうか?行きつくところを見据え、あまり使わないほうがいい方位ではないでしょうか。 

丙癸(ひのえ・みずのと)で起こる可能性の高いこと

丙癸(ひのえ・みずのと)は黒雲遮日(こくうんしゃび)あるいは火孛玄武(かはいげんぶ)と言われます。「黒雲遮日」とは読んで字のごとくですが、黒い不気味な雲が日の光をさえぎってしまうという意味です。それまで明るかった大地が、一気に暗くなり、あたり一面が不気味な雰囲気に包まれるというイメージでしょうか。孛師(はいし)はこれもまた高貴な人物のことのようです。「孛」とは、ほうき星を意味しますので、「火孛」は勢いよく燃えながら流れ落ちる彗星といったところでしょうか。そして「玄武」とは、北方を守護する中国の水神で、脚の長い亀に蛇が巻き付いた様子で描かれ、いかにも水生物という感じです。このことから「火孛玄武」は水の神様のもとに烈火玉が落ちてくるといったところでしょうか。この方位を使うと、他人から騙されたり大損害を受けたりすることが多くなります。それまでの良い交友関係が希薄になる、あるいは消滅してしまい、代わって出てくるのは陰で自分に対して悪巧みを働くものばかり。様々な悩みや苦労が生じ特に経済的なダメージははかりしれません。同様に師弟関係や恋人関係、家族関係も破綻するようになりますが、裏切りや陰謀によることが多く、大変残念な思いをします。 

方位学とは

 移動する方位の空間エネルギーと生命エネルギーの関係について研究する学問を「方位学」と言います。「2010年8月25日、申の刻に南東へ引っ越すと財運があがる」「2011年4月は北側の家財の移動、家の改築をすると健康を害する」などというのを聞いたことがある方は多いと思います。これはまさに、その時間帯における移動方位の空間エネルギー状態が、運気(生命エネルギーのひとつといえる)にどのような作用を及ぼすか述べているものです。つまり最初に移動するという原因があり、運気がどのようになるかという結果を予想しているのです。なぜこのようなことが可能かというと、理論だけではなく長年の疫学的研究がなされてきたおかげです。 そしてその長い研究時間のため様々な流派が存在するのも事実です。  
 
 しかし、このことは別に不思議なことでも問題のあることでもありません。例えば理系の学問を見てみましょう。貴方が理学部生物学科に入ったとすると、その生物学科には発生学研究室、免疫学研究室、植物学研究室など専門ごとに様々な研究室があることがわかります。実は方位学でもこれと同じように、奇門遁甲の他に気学があり、さらにその中でもバリエーションがあります。「では、正しいものはどれなのか?」と疑問になるかと思われます。この点についてはどれが正しいというよりも、おそらく個々人によって「最適」なものを研究してきた結果なのでしょう。「私だけに最適な使い方」は確かに存在します。歴史的にみても有名な君主にはその人だけの専属の方位学者がついていたわけですから。あるいは現代で見てみれば、例えば同じ成分の薬であってもA社の薬は、なかなか効かず、B社のほうは大変よく効くという場合があります。これは薬の成分を構成する薬効成分以外の微妙な違いが影響するのですが、その度合いは個々人で異なります。ゆえに自分にあった薬というものがあるのです。そのように考えると、その方位と時間が適切かどうかは個人によって少しずつ違うのでバリエーションがでてくるのでしょう。しかしながら、すべての生物が細胞で成り立っているように根幹の部分は同じになります。「悪い方位は全員に悪く、良い方位は全員によい。しかし、その度合いはその人の宿命と育った環境に依存する」というのが実際です。
 
 では何人にも当てはめることのできる良し悪しはどのように判断するのか?実は方位学においてその根幹となるものが「方位盤」です。方位盤に書かれていることをどのように解釈し、コーディネートしていくのかという部分で少しずつ違いがでてくるのですが、重要な部分は同じです。そして、よい空間エネルギー状態を使うのであれば、自分に100%良いものではなくても80%は良いものとなります。80%であってもなにもしないよりも明らかに生命エネルギー(財力、健康、活力)を高めることができます。方位学のなかでも奇門遁甲はその解析方法がもっとも緻密で多くのファクターを見るものですが、本ブログでは根幹となる「方位盤」と、奇門遁甲による解析法で空間エネルギー状態を数値化した表をブロマガで提供しています。

方位盤の種類

 方位盤は時刻ごとに移り変わるその方位の空間エネルギー状態を表したものです。まず方位盤は年・月・日・時間ごとに作られており、それぞれ「年盤」、「月盤」、「日盤」、「時盤」と呼びます。そして移動する集団の規模に応じて使い分けます。 ここで考える集団は日本の感覚ではなく、中国の感覚になるのでスケールは大きくなることに注意が必要です。

年盤(ねんばん)
「年盤」はその年における各方位の空間エネルギー状態を示したものです。効果は数十年単位と緩やかですが、大型のもの(首都、県庁)を移動するときは考慮しなければなりません。家族の引越しにおいても年盤は重要という意見があります。しかし、奇門遁甲の基礎が生まれた当時の中国では、家族の人数が数十人単位でした。つまり現代では会社や小さな事業所レベルなのです。従って現代の引越しにおいては年盤の適応だけでは効果を発揮することは難しいと考えられます。

月盤(げつばん)
「月盤」は1ヶ月間における各方位の空間エネルギー状態を示したものです。月盤は主に企業や学校程度の規模の集団が移動する際に使用されます。家族の引越しや旅行に月盤を参照にする方は多いのですが、、先述の通り、現代の家族レベルの大きさでは強い効果を期待することが難しいものです。月盤に書かれた空間エネルギー状態とそれが及ぼす生命エネルギーへの影響予測は現代の家族には当てはまらないものと考えられます。

日盤(にちばん)
「日盤」は1日の各方位の空間エネルギー状態を示したものです。これまでの調査によると日盤の効果は4つの方位盤の中で最も弱く、月盤あるいは時盤の補助程度にしかならないとされます。プラスアルファの効果を得るために使うとよいでしょう。

時盤(じばん)
「時盤」は2時間ごとの各方位の空間エネルギー状態を示したものです。2時間というわずかな時間で変動するため、盤を作るのは極めて煩雑です。実は移動することによる各種運勢に対する影響力が最も強いのが、この時盤になります。現代の家族や個人レベルでは、あるいはどのような規模の集団であっても場合によっては上記3つの盤を凌駕する威力を持ちます大規模な軍事作戦であっても攻撃開始の時刻で勝敗が左右されてしまうことからもその威力は納得のいくものです。従って月盤・年盤で凶方位であっても時盤がよければ逆に生命エネルギーを強化する、すなわち運勢を良化することが可能です。「時刻で移動することが最も作用が強い」ということは、引越しや移動頻度が高い現代人にとっては大変助かるものです。例えば入学・入社による引越しは月単位で計画を立てることはできません。どうあがいても月・日において悪い方向へ移動しなければならないこともあるでしょう。しかし、2時間ごとに変化する時盤であれば選択枠が広がり、運勢良化に適した時刻を見つけられる可能性が増えます。また、万が一状態が悪くなってしまっても、時盤を活用していくことで、運気を上げていくことも可能なのです。
 
時盤が強烈な力を有するのは、奇門遁甲がもともと戦術、すなわち相手を攻撃するために移動するという動的ファクターを見極めるにつくられたからと考えられます。一ヶ月あるいは一日に何回も衝突するわけですが、負けるときと勝つときがあります。月盤・日盤が悪くても勝つときがある…。これを解析すると時刻も重要なファクターであることがわかってきました。一回ごとの戦いにおける勝敗は数時間で決まるわけですから、攻撃のための移動開始時刻がもっとも強力でなければなりません。奇門遁甲の効果検証は戦争という命がけの「実験」で行なわれてきたので、最強の効果があるのです。

移動による作用が現れる時期

一般的に移動中に出る他、1と3の倍数にその結果が強く現れます。つまり、年盤であれば1,3,6,9,12年後、月盤なら同様に1と3の倍数の月に移動の影響が出てきます。例えば1月に運勢良化の方位へいったときは、2月, 4月,10月,翌年の1月に良い結果 従って引越しや旅行をしてから、それらの時期にさしかかったときはチャンスまたは要注意ということになります。ただし時盤については別格で、特に引越しや長距離旅行に出た場合は長くかつ強くその作用がその続きます。

方位盤を使うときの考え方

 前述の通り運気を上げるために使用する表は「年盤」「月盤」「日盤」「時盤」の4種類があります。しかし、4つすべてが良好あるいは悪条件になることもまれです。個人あるいは小規模な人数では時盤をメインに使用します。ただし、時盤以外があまりにもひどい一方、時盤で判断した時間帯・方位がそれほど強くない場合は、力関係で凶作用が抑えきれない場合もあります(その逆もしかり)。また、それぞれの空間状態は3つのファクターで決められますが、これもすべて良好という場合は少ないものです。しかしながら、現代はどうしても移動しなければならないことが多いので、「完璧は不可能」ということを前提に使用します。個人的な経験ですが、「丁丁」のペアリングは勉学が強化される方向ですが、そのペアが来ている方向に引っ越したところ、知識を覚える能力ではなく知識を網羅的につなげていく能力、つまり応用力が発達したのを実感しました。一方、「八門」が悪かったので、研究成果を出す速度は遅くなり、やはりパーフェクトは難しいものだなと思いつつ、「前よりも良くなっているからってこれでよし!自分の生まれ持った運勢から言えば一番よいだろう」と納得するところです。最適な条件がそこしかなかったので仕方ないのですが、差し引きの結果として+αなのです。このように方位術を使うときは、3つの大切な考え方があります。

一つ目は
すべての条件がよいものを選ぼうとする「完璧主義」を捨てる。

二つ目は
与えられた条件のなかで最適解を見出し、それに納得する。

三つ目は
自分の運勢の限界を受け入れる
勇気。

ついつい時盤の状態で気分がフリップフロップしてしまいますが、修正のチャンスは何回でも訪れるものです。もしダメだったら次の旅行や引越しを目指して吉方位へ移動できるように、普段から時盤吉方位へ移動することや、引越しを目指そうと上を向き続けることで良い方位への移動が達成されると言えるでしょう。

方位盤の使用方法

 方位盤には、その時間帯における各方位の空間エネルギーの様子が示されています。季節や時刻は太陰暦に基づいて計算されているので24節期や12支で表されます。時盤では空間エネルギー状態が2時間ごとに変化しますが、この変わり目はきっかり変わるものではなく序所に変化するものです。従ってその時間帯の後半30分は、徐々に次の時間帯の空間状態に変化してく過渡期だと思ってください。 つまり13時~15時が「吉」、15時~17時が「凶」という場合は、14時30分から15時にかけては次の「凶」への以降時間帯になるので、移動にはあまり使わないほうがよいのです。
 
さて、一般的に人生に悪影響を及ぼす方位を「凶方」(=凶方位)、良い影響を及ぼす方位を「吉方」(=吉方位)と言います。凶方か吉方かは、方位盤に書かれている内容から判断します(方位盤の各項目を参照してください)。 運勢の良化のために方位術をどのように行うかと言いうと、実は大変簡単なことです。方位盤を読んでよい条件の方向に向けてその時刻に移動を開始すればよいのです。例えば19時から21時にかけて北西の状態が「甲甲開心天七」だとします。この時間帯における北西は「吉」になるので、開運のために移動するときは、19時から21時の間に北西に向けて出発します。「甲甲開心天七」など、方位盤に書かれた記号が吉なのか凶であるのか判断するには、「方位盤の読み方」の「八門」「八神」「十干」を参照してください(非常に煩雑なので、本ブログではエネルギー状態を数値化して「応用時盤」としてブロマガにしています)。

その方位が吉となる時間帯に移動し、その地で過ごすことで自身の生命エネルギーを良化することができます。太陽の磁場、地球の磁場、月の磁場の3者からのエネルギーが規則的に変化し、我々の生理機能や生き方に影響を与えているのでしょう。吉方位へ移動するにあたり注意したいのが以下の点になります。

①途中の経路の方向は関係ない
目的に到着する間に、別の方向に動かなければならないことが多々あります。そうすると方向が変わるごとに方位盤を検討しなければならないのか?という疑問がでてきますが、これは無視してかまいません。あくまで出発地点と採集到着地点を線で結んだ方位が、移動方位になります。考え方としてはベクトルの合成(あるいは変位ベクトル)だと思ってください。
 
②歩くときは玄関を出た時刻を出発時刻とする
「歩いて駅に向かい、その後電車にのる」のような場合は、玄関から出た時刻が出発時刻になります。

③乗り物を使うときは、到着地に向かって運転し始めた時刻を出発時刻とする
荷物を乗り物に載せるために玄関を出た時刻は出発時刻ではありません。荷物を乗り物に載せ終わって、エンジンをかけも出発したことにはなりません。あくまでもスタートした時刻が出発時刻になります。

④到着地点ではできるだけ長くいる
吉方の効果を得るには、到着地点にできるだけ長くいるようにしましょう。温泉や海、プールなど体を水につけると生命エネルギーが入り、運気が高まります。この行いを「お水とり」ともいいます。また水晶玉や金属球に処理を施して自分の分身とし、地中深くに埋めると長らく自分がそこにいっていることになります。この方法は金作法あるいは埋金と呼び、代理を立てることも可能です(金作法を参照してください)。

⑤時差に注意する
 出発時刻は地域別時間補正をする必要があります。しかし、根室なら+約45分、石垣島なら-約45分なので、真ん中あたりの時刻を使えば国内では問題ありません。詳細を申し上げますと、
『根室 +42 釧路 +38 札幌 +25 函館 +23 青森 +23 盛岡 +25 釜石 +28 秋田 +21 仙台 +24 山形 +21 いわき +24 福島 +22 水戸 +22 下館 +20 宇都宮 +20 日光 +19 館林 +18 前橋 +17 銚子 +23 千葉 +21 館山 +20 さいたま +19 所沢 +18 秩父 +17 東京区 +19 府中 +18 青梅 +18 横浜 +19 平塚 +18 小田原 +17 新潟 +16 柏崎 +15 長野 +13 松本 +12 飯田 +11 大月 +16 山梨 +15 甲府 +14 熱海 +16 静岡 +14 浜松 +11 豊橋 +10 岡崎 +9 名古屋 +8 高山 +9 岐阜 +7 富山 +9 輪島 +8 金沢 +6 加賀 +5 福井 +5 小浜 +3 長浜 +7 大津 +4 四日市 +7 津 +6 熊野 +4 宇治 +3 京都 +3 福知山 +1 東大阪 +3 大阪 +2 泉南 +1 奈良 +3 生駒 +3 新宮 +4 田辺 +3 和歌山 +1 尼崎 +2 西宮 +2 神戸 +1 明石 ±0 姫路 -1 鳥取 -3 米子 -6 松江 -8 浜田 -12 備前 -3 岡山 -4 倉敷 -5 福山 -6 尾道 -7 広島 -10 岩国 -11 山口 -14 宇部 -14 下関 -15 高松 -4 丸亀 -5 徳島 -2 鳴門 -2 室戸 -4 高知 -6 中村 -8 丸亀 -5 徳島 -2 伊予三島 -6 松山 -9 八幡浜 -10 豊前 -15 北九州 -17 福岡 -19 大分 -13 別府 -14 宇佐 -15 延岡 -13 宮崎 -14 都城 -15 熊本 -17 本渡 -19 佐賀 -19 唐津 -20 島原 -19 長崎 -20 佐世保 -21 鹿屋 -16 鹿児島 -18 阿久根 -19 那覇 -29 石垣島 -43』
となります。

方位盤の読み方

 すべての方位盤は9つのマスで表現されます。それぞれ南、南東、東、北東、北、北西、西、南西の領域の空間エネルギー状態を現します。中心のマスは「中宮」と呼びます。注意すべき点は、方位盤は一般的に上が「南」になっていることです。そのため通常の地図を対応させると間違えることが多くあります。そこで本ブログにおける方位盤は、国内の地図と対応させやすいようにすべて上を北にして作図しています。さて、つづいて方位盤に書かれている文字について説明します。各マスには「甲甲開心天七」のような6つの文字が書かれています。
 この配列からその時間帯の方位における吉凶(空間方位エネルギーの状態)や象意(影響をうける項目)を知ることができます。6つの文字がありますが、うち2文字はそのペアで一つの事象を表すので、空間エネルギーの状態やその影響をうける項目は5つとなります。この5つを「五層」と呼びます。
 5層には「十干」(じゅっかん or じっかん)、「八門」(はちもん)、「九天星」(きゅうてんせい)、「八神」(はちじんorはっしん)、「九宮」(きゅうぐう)があります。ブロマガで提供している時盤で、例えば「甲甲開心天七」を例にすると、「甲甲」が十干、「開」が八門、「心」が九天星、「天」が八神、「七」が九宮となります。各季節・時間帯・方位におけるこれらの配列は、太陽の動きをもとにした一定のルールに基づいて決められます。五層を重要な順番に並べると十干、八門、九天星、八神、九宮になります。個々の吉凶と象意については、各カテゴリーで説明をすることにします。

八門(はちもん)

 八門には開門(かいもん)、休門(きゅうもん)、 生門(せいもん) 、傷門(しょうもん) 、杜門(ともん) 、景門(けいもん)、死門(しもん)、驚門(きょうもん)の8種類があります。一般的に、方位盤では「門」を省略し「開・休・生・傷・杜・景・死・驚」で表示されます。八門には、それぞれに元の位置があります。これを「定位(ていい)」と言います。開・休・生・傷・杜・景・死・驚それぞれの定位は、北西、北、北東、東、南東、南、南西、西となります。そして八門は、十干の動きに伴ってその位置を移動します。「動きに伴ってその位置を移動する」とはどういうことか。実は八門の位置を決める際は、まず節気を読んでから十干の天盤の位置を決め、続いて地盤の位置を決めて天地盤を完成させます。そして地盤の十干が「甲」となる場所を基準にして、陽遁・陰遁を踏まえて八門を配座していくのです。このように八門の場所を決定するのは十干であり、ゆえに運勢良化については十干を最も重視すべきなのです。
 さて話は変わりますが、建物の構造を考えるときの風水では北東を「鬼門」と呼んでいます。しかし奇門遁甲では「生門」の定位であり、解釈に大きな違いが出ることがあります。ではなぜ「鬼門」と呼ばれるようになったでしょうか?これを理解するにはまず時計の上を北側に見立てることが必要です。そして12時の針から子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥と並べていきます。するとちょうど北東に丑と寅が位置します。丑(牛)には角があり寅(虎)はトラ柄の模様をしていますね。これはまさに「角の生えたトラのパンツをはいた鬼」というイメージです。このような連想から、奇門遁甲では生門である北東(定位のとき)が、いつのまにか鬼門となってしまい、なんでもかんでも悪く解釈されるようになってしまったのが現状なのです。

生門

「生門」は時間帯としては午前1時から午前5時に当たります。この時間は誰もが寝ている時間であり、体力の回復や翌日の仕事や勉学を充実させるためのエネルギーを得る、あるいは脳内の情報を無意識に整理している時間です。また、植物の種はこの時間帯に発芽を開始し、翌朝に若い双葉を現します。朝方にみられるキノコも実はこの時間に伸び始めます。このように疲れた体を回復したり、眠っていた種がエネルギーを使って伸びる時間帯であり、生気を満たしていく時間なので、「生門」と名づけられています。これから新しいことをはじめるときやだめになりそうなものを(死にそうなもの)を修復するのに使用すると良い八門とされます。

傷門

「傷門」は時間帯としては午前5時から午前7時に当たります。奇門遁甲が開発された当時もほとんどの人はこの時間に起床して活動を開始していたわけですが、そのときは寝起で頭がぼんやりとしています。あるいは仕事に向かうために急いだりします。そのため物を破損するあるいは怪我をしたり、それが原因で人とけんかすることが多くなります。このように物あるいは人間関係にひびをいれるので「傷門」と名づけられています。しかし、何かの目的のために壊す行為、例えば手術や解体作業については他の層の組み合わせがよければ非常によいものとなります。

杜門

「杜門」は午前7時から午前11時に当たります。この時間帯に仕事場に行くので家の門が閉じられます。また会社や研究所では仕事モードになるので、扉が閉じられます。あるいは全員が仕事モードなので思考回路全体が仕事に使われて閉じているということもできます(情報空間の締め出し)。このように一日の仕事や作業、家事により全体がなんとなく閉鎖的になる時間帯なので「杜門」という名前がつけられています。特に奇門遁甲が開発された当時は、農業や工業など1次・2次産業が中心でした。一生懸命刀をつくっている職人や田畑を耕す農民には声がかけにくいものです。物事に集中している人は、他から見れば閉ざされているイメージが強いものです。このことから杜門は、隠れるという現象を意味し、身を隠すのに使用する方位とされます。世間の喧騒から離れ真実を見極めようとする、誰も使用としなかった開発をする、つまり探検・研究・捜索活動については、他の層との兼ね合いから利用することができると言われます。しかし、憧れの人の気を引こうとしたり、上司から認められたいときになど脚光を浴びたいときにこれを使うと、目立たなくなるので悶々とした日々をすごすことになります。また、層の組み合わせが悪いと(特に十干の兼ね合いから)探検に行けば行方不明、研究しようものならいつまでも結果がでず!という状態に陥ります。一般的に杜門は凶方位に分類されているので、時盤での数値計算ではマイナスの値となりますが、先述の通り職人・研究者的仕事を成し遂げようとするときは他の層がよければ(特に十干)利用できます。

景門

「景門」は午前11時から午後1時に当たり、太陽が昇りきって最も明るく、そして仕事がはかどり始めた時間帯です。その活発な様子、景気が良いということから「景門」と名づけられます。ところで、この時間帯は通常お昼時なので仕事や勉強が中断されますね。すると景門というのはふさわしくないと思えます。これはどういうことかというと、当時の食生活は1日2食だったからと考えられます。実は1日3食という食生活自体が近代になってから導入されたものであり、しかもそれはかの有名な発明王トーマス・エディソンが自分の特許製品であるトースターなどを売るために「1日3食が健康に良い」といったのがきっかけなのです。さて、話を戻しますがこのように作業が順調である意味合いが景門にはあり、吉門として扱われます。

死門

「死門」は午後1時から午後5時に当たります。午前中から根つめて行なっている仕事で疲れ、作物は暑さで弱り始める時間です。つまり全体的に活気が無くなっていく様子を示すことから死門と名づけられます。方位学では最凶で、修復不能な状態、死亡、絶滅、壊滅へと導かれることになります。よって時盤での数値計算ではマイナスの値となります。しかしながら、すでに壊れてしまったものや死者を送る際は、他の層の組み合わせがよければ非常によいものとなり、安らかな眠りを送ることができます。永遠のお別れをするときに使う方位だと考えてよいでしょう。

驚門

「驚門」は午後5時から午後7時に当たり、ちょうど仕事をやめる時間帯になります。そろそろ終わりというときに限ってさらなる仕事が舞い込んできたり、うまくいかなかったものが急に調子よくなって、もうすこしやってみようかということになります。「そろそろ終わりなのに!」という思いも重なって、このようなイベントに対する驚きも強くなるものです。このように良くも悪くも想定外のことが起きるという意味合いがあるので「驚門」と名づけられています。一般的に凶として判断されていますが、十干がよければ相手を感動させたり、良い意味で自分の強い印象を与えるために使用することが可能とされます。

開門

「開門」は午後7時から午後11時の時間帯にあたります。その日の仕事や家事から離れ夕食を食べて落ち着いているときです。また、同時にこの時間帯は自分のために使える時間です。仕事のスキルアップのためや資格取得のための勉強もこの時間帯にするのが一般的です。奇門遁甲が開発された当時も軍事作戦に携わる将校らはきっとこの時間に蝋燭を灯しながら、明日の作戦準備をしていたでしょう。明日を開く、すなわち未来の運勢を開くために使える時間なので「開門」と名づけられています。開門の方位はゆったりとするよりもあえてアクティブに活動をしたほうがよいでしょう。

休門

「休門」は午後11時から翌日午前1時にあたります。体や脳を休めるために睡眠に入る時間帯に相当するので休門と名づけられています。休門の方位は、慰安旅行や休養など疲れをとりたいときに用いると良い吉門です。うつ病などの精神疾患をはじめ各種病気の療養のために転地療法を行なうときにはぜひとも使いたい方位です。どのような病気であれ、入院先を変えるあるいはかかりつけの医者を変更するときはこの方位が適しています。しかし、休むときに雑音や雑念があるとなかなか寝付けず寝起きが悪くなり、かえって疲れてしまうということを経験している方も多いと思います。奇門遁甲で休門を使用するときも同様の傾向があり、十干が凶ではエネルギーの回復を図ることはできません。休門の効果を十分に活用するには、十干が吉の方位を使う必要があります。

十干(じゅっかんorじっかん)

十干は甲(きのえ)、乙(きのと)、丙(ひのえ)、丁(ひのと)、戊(つちのえ)、己(つちのと)、庚(かのえ)、辛(かのと)、壬(みずのえ)、癸(みずのと)という10個の「干(かん)」があり、上側と下側にそれぞれ一つの干が配置されます。干を配置する上側と下側にはそれぞれ名前があり、上側を「天盤」、下側を「地盤」と言います。例えば上から「甲丁」とあるときは、「天盤の干は甲、地盤の干は丁である」あるいは「天干(てんかん)は甲、地干(じかん・ちかん)は丁である」と表現します。応用時盤では左側を天干、右側を地干で表記しています。空間エネルギーの状態を知るには、この2つ組み合わせから判断します。つまり「甲己」や「丙戊」などのような天地干2文字からその方向の空間エネルギーを知ることができます。では「甲己」と「己甲」は効果が同じものなのでしょうか?実は全く逆になります。前者は運命開花のために適した吉方位ですが、後者は凶方位になります。このように天地の順番は大変重要なのです。さて、天盤と地盤の干の組み合わせにはそれぞれの性質を表現した名前があります。これを「象意名」と言います。例えば先ほどの例に挙げた甲己は「根制鬆土(こんせいしょうど)」、己甲は「青竜入墓(せいりゅうにゅうぼ)」と名づけられています。根制鬆土とは、大木にしっかり根があるように着実に伸びていくことができる様子を表したものです。一方、青竜入墓とは東の守り神で発展を意味する青竜が墓に入ってしまい出てこられない様子を表したものです。このように天盤と地盤のそれぞれの干のペアには、その空間に移動した後にどのような状態に陥るかイメージしやすいような名前がつけられています。

九天星

 九天星(きゅうてんせい)は自身の移動によって影響を受ける人格・性格のようなより人間の軸の部分について、大きく九つにわけたものです。十干の象意でも「注意力が散漫になる」「要点を得なくなる」という評価がありますが、これよりもっと根幹領域への影響を表しています。では「それぞれに吉凶があるのか?」というと、そうではありません。実は九天星が示すものは影響される「性質」であり、太陽エネルギーの「天地干」と地球エネルギーである「門」などにより吉・福・幸・善と凶・災・悪についてスペクトラムを示すのです。簡単に言えば、その九天星が示す人格・性格が十干と八門によって100%吉から100%凶まで段階的に変化すると考えていただければ結構です。
 さて九天星の名前についてですが、これは夜空の星からとったものです。北斗七星は、おおぐま座の腰から尻尾を構成する7つの明るい恒星で象られる星座であり、うち6つの星はすべて2等星です。「OO等星」というのは、紀元前150年頃、ギリシャの天文学者ヒッパルコスがはじめたもので、夜空でもっとも明るい星たちを1等星、次に明るい星を2等星、そして眼で見えるいちばん暗い星を6等星と名付けました。そして2等星は全天で60個しかないにもかかわらず、北斗星には実にその10分の1が集まっているため目立つものです。そのため世界中で様々な星座神話が作られていますが、そこは奇門遁甲でも同じで北斗七星を構成する星の名前を使いました。ただ、それでは足りないのでさらに2つの実在しない星(虚星)の名前を当て九天星のそれぞれの名前をそろえたわけです。すなわち天蓬星(てんほうせい)、天芮星(てんだいせい)、天衝星(てんしょうせい)*または天冲星(てんちゅうせい)、天輔星(てんほせい)、天禽星(てんきんせい)、天心星(てんしんせい)、天柱星(てんちゅうせい)、天任星(てんにんせい)、天英星(てんえいせい)の9つになります。
 「そうか~2つは実在しないんだ」となんとなく残念な感じもしますが、よく調べるとそうではなさそうです。実は北斗七星第1星「天蓬星」は1.80等と4.95等の2つの恒星からなる実視連星ですし、第6星「天心星」にはアルコスという伴星が存在します。あれ!星が2つ増えて合計9つになりました。

天蓬星(てんほうせい)

 天蓬星は北斗七星の第1星にあたります(北極星に近いほうから見て1番目)。おおぐま座のα星で、学名はα Ursae Majoris(略称はα UMa)となります。この星は1.80等と4.95等の2つの恒星が互いの重心の周りを起動している連星(いわゆる双子星)です。一般的にはドゥーベ(Dubhe)と呼ばれており、『史記』「天官書」など正史の天文志では天枢星あるいは天魁星、唐の密教教典『仏説北斗七星延命経』では貪狼星(たんろうせい/どんろうせい)などと呼ばれます。
 天蓬星の定位は北なので属性は「水」になります。常に禍と福を内包しており、凶となる天地盤や門が周囲にめぐると、不安定となり住居や職場を点々とするようになり、酒や賭博におぼれ家庭内暴力を起こすようになります。このように落ち込む背景には軽薄、野卑、無知、野蛮、卑猥、吝嗇などがうずまいているからです。またその性情から盗みをはじめ犯罪をおかしやすくなります。しかしながら天地盤と吉門が良ければ辛抱強くなり、動揺することなく常に冷静でいるがゆえ適切な判断ができるようになります。この強靭な精神力は自身に秘められた禍を知り、制御できるからです。忍耐強いことから文武ともに秀で、何事にも対処できるようになります。不動の精神・英知・高潔が備わりみなを困難から救い出すことから象徴的に厄除けの神とされます。

天芮星(てんだいせい)

 天芮星(てんだいせい)は北斗七星の第2星にあたり(北極星に近いほうから見て2番目)ます。おおぐま座のβ星で、学名はβ Ursae Majoris(略称はβ UMa)となります。一般的にはメラク(Merak)と呼ばれており、アラビア語で「腰」を意味するマラク (Marakk) に由来します。『史記』「天官書」など正史の天文志では天璇星、唐の密教教典『仏説北斗七星延命経』では巨門星(きょもんせい)などと呼ばれます。
 天芮星の定位は南西なので属性は「土」になります。そよ風でゆれるほどの柔らかさがありながら、強風があっても折れない草花や柳のような性質があります。つまり弱いがゆえに逆に芯の強さを内包します。凶となる天地盤や門が周囲にめぐると、あたかも草が強風に抵抗しようとする様をなします。曖昧、固執、自己中心となり素直さが失われて争いごとが多くなり進むにも進めず、退こうにも退けなくなります。また根が十分に育っていない草がすぐに倒れてしまうように、基礎能力が低下します。学問、スポーツ、芸術いずれも基礎ができていないためその能力は砂上の楼閣のように弱いものです。しかし、この事実を受け入れられないためますます自己中心的となり、それに固執するようになります。周りが見えないため新しい世界・考え方を受け入れることが難しくなり、愚痴も多く疑り深くなります。ところが天地盤と吉門が良ければ、芝生のように強靭な根を張るがごとく基礎・基盤が固まります。そして軸もしっかりし、強固な自我・意識・精神力を形成します。この能力と精神力は大変シンプルでありながら物理の法則のように要点をつかんでいるため、周辺のあらゆる急激な変化にも無意識のうちにしなやかに対応することができます。派手さはありませんが、謙虚で誠実なので前に進むときも退くときもそれほどストレスをうけることなく行うことができます。また死の病にありながら自身は幸せであり、またそのような人に安らぎを与えることができるでしょう。お地蔵様やお守りのイメージといったところでしょうか。

天衝星(てんしょうせい)

 天衝星(てんしょうせい)は天冲星(てんちゅうせい)とも表記されることがある北斗七星の第3星にあたり(北極星に近いほうから見て3番目)ます。おおぐま座のγ星で、学名はGammma Ursae Majoris(略称はγ UMa)となります。一般的にはフェクダ(Phekda)と呼ばれており、アラビア語で「大熊の股」を意味する意味する語に由来します。『史記』「天官書」など正史の天文志では天璣星(てんきせい)、唐の密教教典『仏説北斗七星延命経』では禄存星(ろくぞんせい)などと呼ばれます。
 天衝星の定位は東なので属性は「木」になります。出世や財運を内包しているのですが、凶となる天地盤や門が周囲にめぐるとその性質は発揮されません。というのも自信過剰となるため他の人から信頼や尊敬を受けられないばかりか反感をかい、成長や発展を阻害されます。そのため余計苛立ち、焦ってさらに悪い結果を招くことになります。ストレスが多く志半ばで病気になり、出世や幸福に恵まれることなく失意のうちに死ぬことになります。しかし、天地盤と吉門が良ければその性質がいかんはく発揮され、出世し仕事や人間関係が向上します。また困難があってもストレスを抱え込まずに耐えることができ、他人がみたら精神疾患に陥る状況さえ乗り越え、さらなる高みに到達することができます。勤勉で裏表がなく、あらゆることに対してスマートに対処するようになり、周囲の支持を得るようになります。
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月刊ブロマガ価格:¥ 2000

紹介文:引越しや旅行の際に目的地の空間エネルギーを移動方位と時間帯から把握し、運気を上げる方法を「方位術」といいます。
そしてこれを研究する領域を「方位学」といいます。

方位学には様々な分野がありますが、中でも奇門遁甲(きもんとんこう)は効果が強いことが知られています。奇門遁甲では各方位の空間エネルギー状態を表す「方位盤」が年・月・日・時の4つの時間軸につくられています。この中でも各時間帯の空間エネルギー状態を示した「時盤」を利用しての移動は極めて強力な作用を発揮するとされます。このことは特に、引越しや時間での移動の多い現代人にとっては大変使いやすいということでもあります。さて、時間帯ごとの空間エネルギーを知るには「時盤」が必要になるわけですが、そこに書かれている五層も読みこなせなければなりません。時盤をつくり、さらに盤を読みこなすということは、これは大変煩わしことです。そんなことをやっていたのでは吉となる方位と時間帯を逃してしまうことになるでしょう。そこで各時間帯の8方位における吉凶の度合いを%で示した「応用時盤」をコンテンツとして提供します。

応用時盤は現代の地図に合わせてやすいように上を北にしました。この方位盤は5層すべてを表示しているので、多くの方位術に応用することができます。これまでは時盤のみで評価しておりましたが、さらにアップグレードし年・月・日盤も加味した評価数値で各方位の状況を表しました。もちろん年・月・日・時盤それぞれについて5層を表示していますから、時盤が必要ない方でも使用できます。このようにほぼすべての情報を網羅した形となります。

さあ、到着する場所の方位域、地域別時間補正、出発時刻を見極めより数字の高い方向へ移動しましょう。引越し、ビジネス、旅行など移動を伴うイベントにはぜひ吉方となる時間帯を。

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サーバーの使用量がオーバーする可能性、また作業効率の問題から基本的にその日を1週間以上経過した時盤は予告無しに削除させていただきます。あらかじめご了承下さい。見本は「カテゴリ」の「応用時盤見本」を参照してください。

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プロフィール

海原竜輝

Author:海原竜輝
とある研究所にて生体防御について研究しています。吉方にいくと地球を取り巻く良好な空間エネルギーを取り込むことができ、病気が治癒したり症状が緩和することがあるようです。空間エネルギーはいわゆる「気」であり、水を介して身体に入る性質があります。人体に気を入れ込むには空気を介すこともできるのですが、水を介したほうが効率がいいそうです。水の比熱が高いことは知られていますが、気を溜め込む容量も多いのかもしれません。

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