十干(じゅっかんorじっかん)

十干は甲(きのえ)、乙(きのと)、丙(ひのえ)、丁(ひのと)、戊(つちのえ)、己(つちのと)、庚(かのえ)、辛(かのと)、壬(みずのえ)、癸(みずのと)という10個の「干(かん)」があり、上側と下側にそれぞれ一つの干が配置されます。干を配置する上側と下側にはそれぞれ名前があり、上側を「天盤」、下側を「地盤」と言います。例えば上から「甲丁」とあるときは、「天盤の干は甲、地盤の干は丁である」あるいは「天干(てんかん)は甲、地干(じかん・ちかん)は丁である」と表現します。応用時盤では左側を天干、右側を地干で表記しています。空間エネルギーの状態を知るには、この2つ組み合わせから判断します。つまり「甲己」や「丙戊」などのような天地干2文字からその方向の空間エネルギーを知ることができます。では「甲己」と「己甲」は効果が同じものなのでしょうか?実は全く逆になります。前者は運命開花のために適した吉方位ですが、後者は凶方位になります。このように天地の順番は大変重要なのです。さて、天盤と地盤の干の組み合わせにはそれぞれの性質を表現した名前があります。これを「象意名」と言います。例えば先ほどの例に挙げた甲己は「根制鬆土(こんせいしょうど)」、己甲は「青竜入墓(せいりゅうにゅうぼ)」と名づけられています。根制鬆土とは、大木にしっかり根があるように着実に伸びていくことができる様子を表したものです。一方、青竜入墓とは東の守り神で発展を意味する青竜が墓に入ってしまい出てこられない様子を表したものです。このように天盤と地盤のそれぞれの干のペアには、その空間に移動した後にどのような状態に陥るかイメージしやすいような名前がつけられています。
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戊己の概要

戊己(つちのえ・つちのと)は、物似類聚(ぶつじるいしゅう)あるいは戌人入獄(ぼじんにゅうごく、いぬびとにゅうごく)と言います。類聚とは、物事を集めることあるいは集めたものを意味します。従って物似類聚は、同じようなものがたくさん集まっている様相を表したものです。戌人とは、犬神人(いぬじにん、いぬじんにん、つるめそう)のことを指します。中世から近世にかけて大社に従属した下級神官で、神人に順じ、境内や御幸路の死穢の清掃などに従事する役職です。先に述べた神人は神社において、社家に仕えて神事、社務の補助や雑役に当たった下級神職・寄人です。この方位を使うと、同じようなどうしょうもないものが集まってしまい、使えないので投げやりな状態になります。例えば怠惰で面倒くさがりな人間やだらしのない人間がクネクネと集まってくるのです。そうこうしているうちに、「朱に交われば赤くなる」で同じような人間になってしまいます。結果、公私ともに凶事が増え、ときに犯罪に巻き込まれたり、犯罪を起こすなどして社会的地位を失います。散財による貧窮もしばしば。

戊戊の概要

戊戊(つちのえ・つちのえ)は、伏吟峻山(ふぎんしゅんざん)あるいは都天伏吟(とてんふぎん)と言います。この方角を用いると、ものすごく忙しいのわりに物事が進まず、全く身動きが取れない状況に陥ります。とくに異性関係では失敗し、それまでの幸福が破綻するようになります。一方、自分にとっては相性の悪い人物との交流が始まり、経済的なダメージを受けるようになります。

戊丁の概要

戊丁(つちのえ・ひのと)は、火焼赤壁(かしょうせきへき)あるいは青竜天耀(せいりゅうてんよう)と言います。火焼赤壁とはまさしく赤壁の戦いをイメージしたものです。赤壁の戦いとは中国、後漢末の建安 13年 (208年) 年の孫権・劉備の連合軍と曹操との戦のことです。華北をほぼ平定した曹操は、さらに南下しようとして孫権・劉備の連合軍と揚子江の赤壁 (湖北省嘉魚県) で対決しました。このとき呉将周瑜の部将黄蓋が、火攻めの計で曹操の水軍を全滅させています。そして以後曹操は江北の経営に力を注ぐようになり、孫権の江南における地位も固まったのですが、この火攻めの成功を指します。火焼赤壁は、少ない人数で大きな成果を上げるという意味を含んでいます。青竜天耀とは、東方を守護する中国の伝説上の神獣「青竜」が光り輝くということです。この方位を使うと少ない量のわりに大きな成果を出すことができるようになります。コストパフォーマンスや費用対効果が飛躍するといってもよいでしょう。ちょっとした努力や創意工夫が会社内では決定権のある人から、社会的には権力者と呼ばれるような方の目に留まります。それがきっかけとなり援助や引き立てを受け、立身出世、栄転、地位の昇進などがあるます。また、重要だけれども誰も気が付かないようなところを発見できるようになり、効果的にプロジェクトを進めるようになります。研究開発や発明などで極めてよい方位と言えます。周りの人からはきらきらと輝いて見えるでしょう。ただし、調子に乗ってはいけません。周囲の人をサポートする心がけを忘れないようにしないと、大変なことになりかねなにもの、この方位の特徴です。

戊丙の概要

戊丙(つちのえ・ひのえ)は、日出東山(ひのでとうざん)と言います。読んで字のごとくですが、東の山からゆっくりと日が昇ってくる様相を表します。日の出をイメージしてほしいのですが、早朝の真っ暗闇の中、山のすそ野がなんとなく明るくなり、そして太陽が出た瞬間に閃光が輝き、そして空が明るくなります。太陽が出るまでは大変ゆっくりしていますね。この方位を使うと、まさにそういう状態になり、最初はいろいろと苦しいことが起こりますが、少しずつ良くなり、あるとき一気に物事が進んで解決します。この方角を使った後に起きる困難は少し我慢して取り組んでみるとよいでしょう。すぐには収穫にはつながりません。しかし、時間はかかるもののとても大きなものを得ることができます。 

戊己ケースレポート1

この日、北の方位が戊己の時間帯に、美容院に行ってしまいました。やはり悪い方位だったのでしょうか。予約をしてから行ったのにも関わらず、別の客のカットにとりかかってしまっており、30分以上も待たされるという。ようやく順番は回ってきたものの、いつもなら1時間で終わるカットが1時間半もかかるという。-0.5程度だったのですが、ダメなものはだめですね(野中真弓、42)。

戊乙の概要

戊乙(つちのえ・きのと)は、青竜合霊(せいりゅうごうれい)あるいは青竜合相(せいりゅうそうごう)と言います。青竜とは中国の伝説上の神獣であり、東の方角を守護するとされます。つまり神獣が一同に会した荒れ地に草木が生え、やがて森林になるというイメージでしょうか。あるいは使ったあなた自身が青竜と心身ともに一体化するという様相かもしれません。この方位を用いると、想像力がでてくるので緻密で聡明な計画を立てることができます。つまり才能が芽生えるわけですが、それを目上の人や権力のある人が見出し、引き立ててもらえるようになります。事業・学術研究・スポーツ、芸術あらゆる方面において発展が期待できます。大きな変化が次から次へと起こりますが、概して良い方向に向かいます。精神的にはこれまで悩んでいた事が解決し、未来が明るくなります。

戊甲の概要

戊甲(つちのえ・きのえ)は、巨石圧木(きょせきあつぼく)と言います。木が伸びようとしているところに、巨大な石が覆いかぶさり、その成長を妨げているイメージでしょうか。いいえ、むしろ巨石が大きすぎて木が潰されてしまった状態の様相です。この方位を使うとどんなに用意周到に計画して、苦労して取り組んでも、失敗することが多くなります。また、万が一成功しても、他の要因ですぐにだめになってしまいます。こちらの言うことが正しくても、相手の屁理屈で言い負かされてしまうこともあります。それならまだしも、別のルートでこちらが何も言えない・できない状況にされることもあります。不祥事が起こった場合は極めて危険です。大きな壁にぶち当たり続けるので、不平不満がたまり日々の生活自体が重くのしかかります。この方位は健康を損ねることも多いので注意が必要です。

戊乙のケースレポート1

通常、私の会社では日ごろは私服で、かなり自由な雰囲気です。しかし、たまに重要な会議があってその時はスーツ着用となっています。先日、3日後に会議があることに気が付いてスーツの準備をしようとしたらなんと、諸々の事情で手元にないという状況。実家には引っ越してくるときに置いていったスーツがあるので、急いで電話するものの、なかなかつながらず。でも、つながったとしてもすごく嫌な対応されるだろうなあ。また、馬鹿にされるんだろうなあ。と思っていたのですが、案外すんなり来て良いというOKがでました。急に実家に帰ったのにも関わらず、料理や布団も用意してもらえて助かりました。とりあえずスーツは準備でき、会議も難なく終わることができました。それにしても、いつにない親切な対応は不思議です。後で調べてみたら、今住んでいるところから実家の方角が、その時間帯は戊乙の方位になっていました。よい方向に行くときは事前に兆候が現れるようですが、それだったみたいです(中川,30)

丁甲の概要

丁甲(ひのと・きのえ)は青竜転光(せいりゅうてんこう)と言われます。天空を高く飛ぶ竜が光に転じて、世界を光で包み込むというイメージでしょうか。この方位を使うとそれまでバラバラであったことや、同じ方向に進まなければならないのに足並みがそろっていなかったことが、リズムとバランスがそろうようになります。例えば仕事と家族、ワークライフバランス、部活と学業といった両者あるいは三者が調和するようになります。その結果、あらゆることで満足できるようになり、昇進や栄転するようになります。もちろん温かい家庭を築くことも可能です。細かなところを見ても例えば子供では知・徳・体のバランスの取れた成長が実現するでしょう。

丁辛の概要

丁辛(ひのと・かのと)は焼毀珠玉(しょうきしゅぎょく)あるいは朱雀入獄(しゅじゃくにゅうごく)と言われます。焼毀珠玉とは宝石が強い火炎で跡形もなく消失してしまうイメージを表すものです。そして朱雀入獄とは神の使いの鳥が鉄格子のなかに捕らえられてしまう様子です。いずれもそのイメージ通りなのですが、この方位を使うと経済的なダメージを受けることが多々あります。また、特徴的なのは他人からつまらぬ迷惑をかけられたり、ありもしない悪い評判をたてられて出世がかなわなくなることがあります。一言でいえば、濡れ衣を着せられやすい方位です。公務員や企業でも重要な地位にある人は降格やありもしない理由でリストラされたり退職を迫られる可能性があるので、使ってはいけません。

丁壬の概要

丁壬(ひのと・みずのえ)は、星奇得使(せいきとくし)あるいは丁奇得使(ちょうきとくし)、五神互合(ごしんごごう)と言われます。この方位はとにかく物事があるべきところに収まるというイメージがあります。それまでの自分の努力や才能が認められ、目上や社会の引き立てで成功を収めることができます。また、おのずと頭の回転が良くなり、ひらめきや暗記力を高めることができます。公正に評価される場面、例えばテストにおいては努力した分だけ成績がよくなり、裁判においては正しいほうに適切な判決がされるようになるでしょう。つまりそれまでの行いや人物について正当な評価がなされるだけではなく、プラスαになるということでしょうか。

丁丁の概要

丁丁(ひのとひのと)は両火成炎(りょうびせいえん)あるいは奇入太陰(きにゅうたいいん)と言われます。両火成炎とは読んで字のごとく、勢いよく燃え上がる松明(たいまつ)を両手にもち、暗い夜道でも周囲が明るくなり、恐れることなく進める状態をイメージしたものです。対外的活動では、相手の様子が手に取るように把握できるようになり、取引や交渉をあなたの思いのままに運ぶようにできるでしょう。外交官はぜひ使用した方位です。奇入太陰について。奇は変わった状態を言います。太陰は月を意味します。通常の月明かりではようやく前の細道がわかる程度ですが、いつもより地球に近づいてきたのがやたらと大きな月を目にしたことはないでしょうか?まさにその状態で、足元の小石がわかるくらい明るくなった月を言います。丁丁の方位を用いるとあらゆる分野で、確実な見通しが利くようになり、臨み事がすぐにかなうようになるとされます。頭脳明晰になり、物事の要点をつかみ突破口を開くことができるようになります。とくに学問をはじめとした文書関係の仕事では良い方位です。また、これまではあまり考慮されていませんでしたが、難問奇問を解かなければならない分野、とくに基礎研究や犯罪捜査や検査に関係する医療での応用が期待されます。
 

丁丙の概要

丁丙(ひのとひのえ)は嬉娥奔月(じょうがほんげつ)と言われます。中国神話の登場人物である嬉娥のイメージです。嬉娥は、弓の名手である后羿(こうげい)の妻でしたが、夫妻に与えられた不老不死の霊薬を一人ですべて飲んで、月へ昇って行きました。突然、地位や名誉が与えられる、あるいは経済的に潤うということを例えています。この方位を使うと、まさにこのようにして急激に幸福が舞い込んでくるようになります。ただし、注意しなければなりません。実は月に上った嬉娥は、后羿に霊薬を分け与えなかった報いとしてヒキガエルになり、月で一人寂しく暮らすことになったのです。丁丙を使うことで得た名声や富をひけらかすことなく、他の人にも与えることが成功のカギを握ります。

丁戊の概要

丁戊(ひのとつちのえ)は有火有炉(ゆうひゆうろ)と言われます。クラシックな暖炉のなかには良質な炭が積み上げられ、炎が柔らかく立ち上がり、真冬の部屋が心地よい暖かさで満たされるイメージでしょうか。その暖炉の前でゆっくりと休んだり、本を読んだり、あるいは家族が団らんする風景が浮かびあがってきます。明日の仕事に取り組むための栄気をためこむことができます。この方位を使うと日常生活が平穏になり、自分が取り組まなければならないことに集中することができるようになります。物事を進める能力が高まり、仕事の効率化を実現し、優れたアイデアを数多く提案することにより、さらなる成功をつかむことができるようになります。学問においても同様で、的を絞った研究を実践したり、誰も想像がつかなかった重要なテーマに取り組むことができます。この方位は特に学問や文化面での効果があります。

丁癸の概要

丁癸(ひのとみずのと)は朱雀投江(しゅじゃくとうこう)と言われます。美しい鳥が網で捕らわれ、逃げようと暴れれば暴れるほどその体が傷ついていくイメージでしょうか。あるいは水辺に仕掛けられた罠にはまってしまった状態です。この方位を使うと、自分には関係のない人たちの争いごとに巻き込まれることがあります。とくに文字やデータ関係でのトラブルが多くなるようですが、微妙なメッセージが読めなかったり、逆にこちらの意図することが伝わらないことが原因になります。そして争いになると負けます。勝ったところで損失や苦労のわりに得るものはたかが知れています。水に関する不幸が多いので気を付けましょう。

丁壬のケースレポート1

丁壬の方位に行って帰ってきたのですが、帰宅後3時間くらいしてから昔熱烈に告白したものの、ふられてしまった女性からメールがあり、いろいろ話しているうちに付き合うことになりました。どうやら僕の彼女に対する思いが伝わったらしいのです。というか、他の男性よりも強いからという理由ではありますが…。でも奇門遁甲の力、はんぱないっすね(行川、22)

丁丙のケースレポート1

丁丙の方位に遊びに行くあるいはあえてその時間帯に塾に行くようにしていたのですが、それからしばらくの間は、家での勉強がかなりはかどりました。中間テストでは努力以上の点数を取ることができたと思います。そして今回の学習で一つ大きな事が分かりました。成績を上げるためにはどのくらいの努力が必要なのか、それ以上の点数を取るにはどのくらいの勉強時間が必要なのかです。ただやみくもに勉強してもしょうがなありません。ゴールを設定してから逆向きに計算すると、どこまで今日やらないといけないのかが見えてくるのです。ただ、丁丙への移動を繰り返したおかげもあり、頭に入ってる入ってくる。たぶん今回は計画以上でした。どうやら暗記力を高めるようですね!(中谷)

丁丙のケースレポート2

非常に幸運なことに丁丙の方向で入社試験を受けることができましたが、それについてご報告。応募した企業規模はおそらく自分の実力以上のところです。エントリーシートを書き上げるのに、ものすごく大変でしたが、意外とすんなりと通過しました。このエントリーシートはWeb登録でしたが、このときはたまたま自宅からではなく、吉方位、具体的には甲甲の時間帯となる方向の場所で入力しました。そのおかげもあったのでしょうか、単に通過するだけではなく、2次選考は吉方位で受けることが可能になったのです。実際の面接では企業理念や企業でやっていることなど、ごくごく当たり前のことを質問されました。また、企業でやりたいことや自分の特技などこれもまた自分が日頃から対策している内容でした。というか、対策していること以外のことはでませんでした。しかも、面接官は途中から私の専門分野に興味を持ったようで、研究内容について詳しく紹介することができました。さすが企業人、私の行っている実験や研究方法が全部わかるようで、逆にどういう風に研究を進めるべきかアドバイスをもらってしまいました。研究開発色の強い企業なのですが、かなり自分と相性が良い感じです。この手ごたえは間違いなかったようで、後日無事に内定の連絡をもらうことができました。今回の合格は全部吉方位で受けたことが要因かもしれません(川畑,25)
 

癸己の概要

癸己(みずのと・つちのと)は華蓋地戸(かがいちど)と言われます。華蓋(かがい)とは、身分の高い人たちがもっていた、花のように美しい衣笠のことです。地戸(ちど)とは土でできた扉や死後の世界への扉を意味します。地というのは基本的には土や地面、陸地を表します。しかし、神々が住む場所と対比して「人間や動物の住む場所」という意味の「地」や、死後の世界を表す「地」(例えば地獄や「地に帰る」などの表現)など世界観・死生観を表す言葉でもあります。戸を隔てた世界の二分化。癸己では、まさにこれを示す現象がおこります。この方位を使うと親友や頼りにしている人との交流が途絶えたり、重要なメンバーから外されることがあります。新しい情報を得ることができなくなったり、援助を受けることが困難になります。また男女関係では相手の動きに不安なことが多くなり、疑心暗鬼に陥ります。浮気や不倫の疑いをかけられ、あるいはかけることで争うようになり、別れることになります。周囲に凶星がうごめくようになり、不安が絶えません。ただし、これも奇門遁甲の特徴でしょうか。吉門と吉星を携え、熟考を繰り返して細心の注意を払えば、災いをかわして難を避けることができるという意見もあります。それまでの悪い物事や人間たちと決別するために使うという方法もあるようです。「とにかく何が何でもこれと縁を切ることがすべてに優先する!」というときに、用意周到な計画をもって利用するケースもあるようです。ただ、やはり何か別の部分での離別は避けられないのではないでしょうか?悪友や悪い習慣と決別できたとしても、恋人を失うかもしれません。不倫相手と本妻両方失うこともあり得ます。何を失うか予想できないが、何か失うのは確実であれば、使わないほうが賢明だと思います。よって応用時盤では凶方位として判断しています。

癸辛の概要

癸辛(みずのと・かのと)は陽衰陰盛(ようすいいんせい)あるいは網蓋天牢(もうがいてんろう)と言われます。陽衰(ようすい)とは、陽気が衰え邪気が起こってくるという意味です。陰盛(いんせい)とは、邪気が強まるという意味です。まさしく読んで字のごとく、この方位を用いると、それまでうまくいっていたことが失敗するようになり、ものごとがあっという間に衰え、崩壊していくようになります。順調に進んでいた事業がとん挫したり、売れ行きが劇的に悪化するなど経済的に追い詰められます。また、データや研究・開発方法に初歩的な間違いがあるなど根本的な部分で問題を生じ、しかもそれを見つけることができず、後々やっかいなことにつながります。健康な人間は病気になりやすくなり、とくに病人はその症状が激化して最悪の事態になることもあるでしょう。あらゆる面で退化する、あるいはその原因をつくりだします。

癸庚の概要

癸庚(みずのと・かのえ)は反吟浸白(はんぎんしんぱく)と言われます。輝いていた金属が水によって朽ち果てるというイメージでしょうか。この方位を用いると物事が停滞するようになります。それまで誠実に一生懸命物事に取り組んでいたのに、怠け癖がでてきて業績あるいは成績が下がるようになります。また、発想力や記憶力、要領といった脳機能が低下して失敗することが多くなります。脳への影響、とくに老人は柔軟性を極端に失い頑固になります。少年少女は失敗と叱責が続いて不良化、自堕落の人生を歩むことになります。それまでの輝きはどこへやら。

癸乙の概要

癸乙(みずのと・きのと)は梨花春雨(りかしゅんう)あるいは と言われます。梨花(りか)とは梨の花のことです。春雨(しゅんう)とは春先に降る静かで細かい雨のことです。冬が終わり季節が春になると、それまでの凍てつくような冷たさがなくなります。暖かい雨ではありませんが、春を思わせる、明るさがあります。春雨の一番の特徴は生命感ではないでしょうか。春雨に潤された木々や草の緑はいのちにあふれています。癸乙はまさにこのようなイメージです。この方位を使うと、それまで真面目に一生懸命取り組んできた人は昇給や昇進の喜びがあります。事業経営者は資金繰りがよくなります。製造業では研究開発で成功するようになります。不動産売買や投資信託・株で予想以上の利益を上げることもあるでしょう。自分の労働以上の経済効果があります。未婚でそれまで全く結婚とは縁のなかった人は、まじめな交際を経て結婚のチャンスをつかむこともあります。それまで仲の悪かった夫婦にも平安が訪れ、夫婦円満の生活を送れるようになります。このように人生の喜びや楽しい出来事が多くなる方位です。ただし、楽をして喜びを得るような状態が続くので、困難に向う姿勢や忍耐力が弱まる、あるいは育成されないので注意が必要です。気を抜くと大変なことがあるというのもこの方位の特性です。とくに若い人は、この方位を使ったときには、良いことがあっても意識的に自らに課題を課して鍛えることが必要です。まさに「勝って兜の緒を締めよ」ということわざの通りです。また、過度の喜びは自らを滅ぼすことがあります。実は梨花春雨とは、「梨花一枝春雨を帯ぶ(りかいっしはるさめをおぶ)」の諺(ことわざ)の略とも言われています。この諺は、一枝の白い梨の花が春の雨に濡れているということで、美しい人の悲しむ姿を例えた言葉とされます。栄華を極めた楊貴妃の魂が、かなしくむせび泣く様子を春雨に濡れる梨花に例えた「長恨歌」という文学作品があるのですが、これの引用です。癸乙はその強さゆえに扱う側に強い自律性が求められます。

癸癸の概要

癸癸(みずのと・みずのと)は伏吟天羅(ふくぎんてんら)あるいは天網四張(てんもうしはり)と言われ、その意味するところは悪いことが幾重にも重なるということです。この方位を使うと病気やケガに見舞われることが多く、しかも重症化する傾向にあります。よって子供や老人は十分な注意が必要です。離別の意味があり、旅行先では同伴者と離れてしまうまだまだしも大切な人を失う可能性も高くなります

癸壬の概要

癸壬(みずのと・みずのえ)は沖天奔地(ゆうてんほんち)あるいは玄武入廟(げんぶにゅうひょう)と言われます。沖天(ちゅうてん)とは天に向かって高く舞い上がることを意味します。そして奔地(ほんち)は地面を勢いよく走り抜けることを意味します。「癸」は雨であり、「壬」は川や湖の水なので、天に上るとか地面を走り抜けるというのは支離滅裂な名称ですが、これには意味があります。実は癸壬は大雨によって川が氾濫し、水が勢いよく流れ出すイメージなのですが、激しい豪雨と土石流が押しよせ、天に届くかの如く高さになって堤防を乗り越え、そして田園に広がる収穫直前の稲を根こそぎ倒しながら地面を這うように濁流が流れていくというレベルのものなのです。この方位を使うとそれまで努力して作り上げてきた物事が一瞬にして台無しになります。その状態で焦って軌道修正することはかえって災いのもとです。荒れ狂う濁流に飲み込まれてしまったものに何ができるでしょうか?それを取りに行けば、自らも命を落とします。しばし、過ぎ去るのを待つしかないでしょう。また、水の勢いはあなた自身に現れることがあります。知的肉体的に好戦的になり、議論やディベートを持ち掛けるあるいは暴力沙汰になるよう挑発するなど、自分の能力を過信した行動に出やすくなります。当然のことながら大敗北します。他の人のアドバイスは一切無視して、すべて自己流でやろうとしますが、知性経済力体力すべてに劣り、成功は期待できません。

癸丙の概要

癸丙(みずのと・ひのえ)は華蓋孛師(かがいはいし)と言われます。華蓋(かがい)とは、身分の高い人たちがもっていた、花のように美しい衣笠のことです。そして孛師(はいし)はこれもまた高貴な人物のことのようです。おそらく官僚クラスの人物ではないでしょうか。この方位を使うと地位の高い人はさらに上の人からの引き立てを受けることができ、さらなる出世を期待することができます。普通の人はそれまで大変だった生活が穏やかになり、ストレスのない日常を営むことができます。ただ、作用が強く出た場合は、上司から才能が認められて大きなプロジェクトに起用されるようになります。それまで不安でいっぱいだった人は、失敗を恐れない積極的な態度に変容を遂げ、周囲に対して急に華やかな存在となります。そして信頼されるようになります。もちろんそれまでの努力の裏打ちによって業績も上がります。

癸甲の概要

癸甲(みずのと・きのえ)は楊柳甘露(ようりゅうかんろ)と言われます。楊柳(ようりゅう)とは柳を意味します。甘露(かんろ)とは、中国古来の伝承物語において伝えられる、天地陰陽の気が調和したときに天から降ってくる甘い液体のことです。その後、国を統治する者が高潔であり、英知をもって国を治めたとき、これに応じて天から降るとも伝えられるようになりました。後にインドから仏教が伝来すると インド神話の伝承で不死の霊薬とされたアムリタを、漢訳仏典では中国の伝承の甘露と同じとみなし、甘露と訳すようになりました。いずれにせよ善行によって天から与えられる褒美と考えてよいでしょう。柔らかで優しい植物に十分な栄養素が与えられるというイメージでしょうか。誠実な日々を送ってきた者がこの方位を使うと目上からの引き立てを受けやすくなります。また家庭においては堅実で明るい家族交流が実現するようになります。当然のことながら経済的にも潤うようになります。なお、この方位は意外なところから思わぬ援助の手が差し伸べられることも多いようです。

癸戊の概要

癸戊(みずのと・つちのえ)は天乙会合(てんいつかいごう、あまおとかいごう)と言われます。天乙は、紀元前1600年頃の中国は商朝の初代王のことです。太乙や成湯、成唐とも呼ばれる王ですが、それまでの勢力を制圧し中原の覇権を得て、亳に王都を築営した人物です。実力者が会合するというイメージでしょうか。吉星が多く集まるという意味があり、経済的に発展するようになります。とくに若い男女には喜びごとが多く、よい縁談に恵まれるとされます。また、それまでずっと夢に描いて努力し続けてきたことが、いよいよ実現するようになります。それまでの悪友とは縁が切れ、聡明な人との交流が増え、華やかで活発な交際をすることができます。

癸癸ケースレポート1

友人と癸癸の方角に位置するショッピングモールに行ってしまいました。そのとき一緒に行った友人は途中まで一緒にいろんな商品を見ていたのに、気が付いたら隣にはいなく周りにもいなくなっていました。仕方なく電話をかけ連絡を取ろうと試みたのですが、がつながらなず、友人とはぐれた場所で待つことにしました。待つていると友人から電話がかかってきたので、今の私の場所を伝えました。その後、無事再会することができたのですが、来るまでに相手も道に迷ったらしく、かなり時間がかかりました。そのおかげで、その後の予定は崩れてしまい、せっかくの楽しい一日が残念な一日になってしまいました(田中)。

癸丁の概要

癸丁(みずのと・ひのと)は螣蛇妖嬌(とうだようきょう)と言われます。螣蛇とは、翼はないものの、風雲をつかさどり霧を生じては千里より彼方から飛来する中国の蛇神のことです。そして妖嬌とは艶めかし若い女性のことです。猛毒な蛇と思いきや一瞬で心を奪われるような美しい女性、あるいはその逆。国枝史郎『八ヶ嶽の魔神』の一説にはこうあります。「窺い寄った葉之助、立ててある几帳の垂れ布の隙から、内の様子を覗いて見たが、思わずゾッと総毛立った。 艶(あで)やかな色の大振り袖、燃え立つばかりの緋の扱帯(しごき)、刺繍(ぬい)をちりばめた錦の帯、姿は妖嬌たる娘ではあるが頭を見れば銀の白髪、顔を見れば縦横の皺(しわ)、百歳過ぎた古老婆が、一人の武士を抱き介かかえている。他ならぬ若殿頼正で、死に瀕した窶れた顔、額の色は藍のように蒼く唇の色は土気を含み、昏々として眠っている。」こういう風景でしょうか。この二つの文字の相対する文字の並びからわかる通り、本来事実ではないことを、事実として捉えられて困惑したり迷惑をかけられるようになります。濡れ衣や無実の罪といったところでしょうか。それに即した公私文書の間違いや争いが生じます。またいくら努力してもそれを自分で消してしまうような矛盾したことも起こり、空回り状態が続きます。物事を逆にとらえて苦境陥ることが少なくありません。
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紹介文:引越しや旅行の際に目的地の空間エネルギーを移動方位と時間帯から把握し、運気を上げる方法を「方位術」といいます。
そしてこれを研究する領域を「方位学」といいます。

方位学には様々な分野がありますが、中でも奇門遁甲(きもんとんこう)は効果が強いことが知られています。奇門遁甲では各方位の空間エネルギー状態を表す「方位盤」が年・月・日・時の4つの時間軸につくられています。この中でも各時間帯の空間エネルギー状態を示した「時盤」を利用しての移動は極めて強力な作用を発揮するとされます。このことは特に、引越しや時間での移動の多い現代人にとっては大変使いやすいということでもあります。さて、時間帯ごとの空間エネルギーを知るには「時盤」が必要になるわけですが、そこに書かれている五層も読みこなせなければなりません。時盤をつくり、さらに盤を読みこなすということは、これは大変煩わしことです。そんなことをやっていたのでは吉となる方位と時間帯を逃してしまうことになるでしょう。そこで各時間帯の8方位における吉凶の度合いを%で示した「応用時盤」をコンテンツとして提供します。

応用時盤は現代の地図に合わせてやすいように上を北にしました。この方位盤は5層すべてを表示しているので、多くの方位術に応用することができます。これまでは時盤のみで評価しておりましたが、さらにアップグレードし年・月・日盤も加味した評価数値で各方位の状況を表しました。もちろん年・月・日・時盤それぞれについて5層を表示していますから、時盤が必要ない方でも使用できます。このようにほぼすべての情報を網羅した形となります。

さあ、到着する場所の方位域、地域別時間補正、出発時刻を見極めより数字の高い方向へ移動しましょう。引越し、ビジネス、旅行など移動を伴うイベントにはぜひ吉方となる時間帯を。

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各バックナンバー(一ヵ月ごと)はいずれも1500円で何度でもご覧いただくことができます。

<お願い>
サーバーの使用量がオーバーする可能性、また作業効率の問題から基本的にその日を1週間以上経過した時盤は予告無しに削除させていただきます。あらかじめご了承下さい。見本は「カテゴリ」の「応用時盤見本」を参照してください。

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プロフィール

海原竜輝

Author:海原竜輝
とある研究所にて生体防御について研究しています。吉方にいくと地球を取り巻く良好な空間エネルギーを取り込むことができ、病気が治癒したり症状が緩和することがあるようです。空間エネルギーはいわゆる「気」であり、水を介して身体に入る性質があります。人体に気を入れ込むには空気を介すこともできるのですが、水を介したほうが効率がいいそうです。水の比熱が高いことは知られていますが、気を溜め込む容量も多いのかもしれません。

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